野球やゴルフなどのスポーツでは、まめの固さが練習量のバロメータ。痛みをこらえながらもその技術を上達させて行く姿には感動すら覚えます。まぁ~これは、昭和時代のスポ根アニメ全盛期のお話。しかし、根性の中と言いつつも試行錯誤があるようで。とかく「まめ」のエキスパートと言えば体操選手が断トツでしょう。お友達の中に体操選手が居るのなら、一度手のひらを見せてもらうとその意味が一目で分かります。鉄棒、あん馬、吊り輪、平行棒….。プロテクターというサポーターを装着してはいますが、その手のひらはボロボロ。そんな、元体操選手の方から教わったまめの直し方をご紹介します。
まめは自分で潰す
まめが出来ると、手の皮と皮膚の間に体液が貯まります。初期段階では、その水分を自分で出すそうです。その方法は以下のとおり。
- 裁縫用の針を1本用意します
- その針をライターの火であぶり殺菌します
- 殺菌された針をまめに刺します
- まめを押さえて中の体液を出します
もうね、ランボーかと。一人ブラックジャックかと。ヘラヘラしながらその方法を教えて頂きましたが、実践する気すら起こりませんでした。しかし、早期対応は傷の悪化を防ぐ事が出来るそうです。このケアを怠った場合、さっくりとまめが裂けてしまうそうです。そうなった場合の対処法もアレだな…。
ざっくりとまめが裂けてしまった場合の対処法
野球やゴルフの練習中に起こるトラブルとして、最も多いのがこのパターンなのでは無いでしょうか?。体操選手は手の皮がめくれようが、血が流れようが試合には出場するそうです。そうなると、一晩でまめをどうにかする方法が必要となって来ます。そんな時、元体操選手が行っていた方法が、
はい、小さな看護婦さんです。このメンタムをもっこりと患部に塗って夜更かしをせずに寝るそうです。この際、絆創膏や包帯などを使うと傷口が乾かないと言う理由で何もしないそうです。朝、目覚めると薄らと皮が出来ているという嘘のような話をしてくれました。翌日が試合などでは無い場合はそのまま放って置くそうですが、当日が試合だった場合はもうひと試練を乗り越えてから試合に挑むそうな。
朝一番でおにぎり
ずるりとむけたまめの皮が一晩で回復するわけもありません。そこで、痛みを超越するために熱いご飯でおにぎりを握るそうです。
- 手を洗います
- 手に塩をすり込みます
- 出来立てのごはんでおにぎりを握ります
聞いているだけでも嫌な感じですが、痛みのピークをここで味わっておくと試合での演技中の痛みが緩和されるそうです。
脳に痛みマックスを記憶させておけば、多少の痛みは感じない!!
という事なのでしょうが、昭和の根性論は凄いなぁ~っと思いました。現在活躍中の平成の体操選手は、まめに対してどんな風に対処しているのでしょうね。画期的な方法とかあるのでしょうか?。
まとめ
小一時間ほど痛い話を聞かされましたが、皮がむける、まめが潰れると言ったケガにはメンソレータムはやたらと重宝するそうです。ケガのプロがそこまでおっしゃるのですから、チョットしたケガの時のためにメンソレータムは買っておこうと思いました。仕事帰りにもで買って帰ります(笑)。