カフェやラウンジなどで冷たい飲み物を注文すると必ず氷が入ってます。
この氷、自宅で作った氷よりも透明かつ溶けにくい性質を持っています。
同じ氷なのにこの差はなぜ起こるのでしょうか?。
これって、夏休みの自由研究のネタとして使えそうです。
季節は無視して、今回は溶けない氷の作り方のご紹介です(笑)。
自宅でも出来る!溶けにくい氷の作り方
溶けない氷のしくみは後で書くとして、先に溶けない氷の作り方をご紹介。
- 水の中の空気を抜くため、一度水を沸騰させます。
※水をミキサーにかけても同様の効果が得られます。 - その水を製氷皿に入れてタオルで包みます。
- 冷蔵庫の冷凍庫にタオルに包んだ製氷皿を入れて終わり。
たったこれだけで、透明な溶けにくい氷が出来上がります。
簡単でしょ?。
では、どうして氷が溶けにくくなるのかをご説明します。
溶けにくい氷の2つのひみつ
溶けにくい氷には2つのひみつがあります。この2つの問題を解決する事によって溶けにくい氷を作る事が出来ます。
水の中の不純物が多いと氷は早く溶ける
水の中の不純物が多いと氷は早く溶けてしまいます。水道水の場合、空気やカルキなどが不純物です。なので、一度沸騰させたり、ジューサーで高速にかき混ぜる事によって水の中の気体を飛ばせてしまう事で第一の問題を解消させます。
氷の結晶は大きいほど溶けにくい
氷の結晶は大きいほど溶けにくい性質があります。水をゆっくりと冷やして氷を作れば氷の結晶は大きくなります。そのために、製氷皿をたおるで包む必要性があったのです。温度調整が出来る冷凍庫がありご家庭では、タオルに包まなくても温度調整によって結晶の大きい氷を作る事が出来ます。
ちなみに、大きな結晶を作る理想的な温度はー4℃~ー10℃と言われています。
自由研究のネタとして
毎年、お母さんの頭を悩ませる夏休みの自由研究。
溶けにくい氷を作るの実験
って、お母さんも興味ないですか?。
冷蔵庫とタオルと水があれば簡単に出来る実験。
いつもの氷と沸騰させた氷、更にタオルで包んだ氷の3種類の氷の溶ける時間を調べるだけです。
冬ならまだしも、夏なのですからあっという間に氷も溶けるので時間も差ほど掛かりません。
しかも、天気や時間にも左右されないのですからやって見る価値は十分あります。
お子さんと楽しみながら、7月の間に自由研究を片付けてしまいましょう。
残った氷は、お昼のそうめんにでもご利用ください(笑)。